洄流 | 円石

台湾出身の作家・洄流(Kairyu)は、長年にわたり古物を収集・探求し、ものに宿る精神性と霊性をテーマに制作を続けています。

木を伐り、土を拾って、銅を精錬し、道具を作る。  人は自然の素材を生活の道具へと変容させ、それらは時代の流れの中で漂い、用途をかえ、世界のさまざまな場所に散らばっています。古代の器物を収集する中で得た気づきや感動は、形、色、質感、そしてもっと深いところに宿る、言葉では表現できない微かな気配から生まれるものだと考え、本作品は静謐で奥ゆかしく、繰り返し思索を重ねるような彫刻の形式を通じて、器物に抱く思惟と感情を最も深い場所にまで浸透させたいと考えました。

色：錆土 
素材：櫸 / 雲南楮紙 / 土絵具 / 岩絵具 
サイズ：18cm（写真左）
重さ：6.9kg
制作：2024年

そのほかに、カラーが緑青の作品、サイズは18cm/15cm(55,000yen)/12cm(44,000yen)/10cm(33,000yen)/8cm(15,400yen)とバリエーションがございます。そのほかのカラー、サイズが違う作品をご覧になりたい方はお手数ですがお問い合わせください。